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ドリームジャンボコンテストのレポート、出演者の横顔などを紹介していきます。
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梅雨の晴れ間の6月26日。
普段のドリームジャンボは月曜日開催なのですが、
今月だけは、月曜日が25日の天神寄席だったため
火曜日になりました。

今年4回目の開催。
本年より3回ご来場頂いた方に、
御招待券を発行させて頂いておりますが、
早くも今回、ご招待券を獲得された方がご入場されました。

今回の司会は遊方委員。
「司会は着物着なくていいんよね?」と言う遊方さんを
「それはあかんやろ!」と皆は非難ゴウゴウ。笑
実際、着物を持って来ていなかったらしく
急遽、遊びに来ていた三ノ助さんから
浴衣を借りることになりました。
もう、しっかりして下さいよ〜!笑



いつものように、それぞれが意気込みを語り、抽選。
順番が決まりました。



まず最初は桂三輝さん。
師匠の新作でトップの舞台からお客さんは爆笑。
カナダ人なのに、流暢な、しかも日本人でも使わないだろうという
丁寧すぎる言葉使いが彼の魅力です。
下馬評の如くいきなり台風の目の登場です。



次は、桂佐ん吉さん。
「怪談噺にしようか、古風な芝居噺にしようか」
ギリギリまで迷っていたようですが、
結局枝雀師匠も得意にしていた、
小佐田定雄先生の新作で勝負に出ましたが、
時間は17分と2分オーバーしてしまいました。
さあ、得票にどう響くのでしょう?



笑福亭鉄瓶さんは佐ん吉さんと同期でしかも佐ん吉さんと同じく
去年のマンスリー優勝者。負ける訳にはいきません。
去年は自作の新作でしたが、
今年は古典の酒ネタで勝負に出てきました。
エラそうなこと言って申し訳ありませんが
イヤ、横で見せて頂いてて思ったのは、
やっぱり芸人十年以上やると(彼は十二年目)
声の出方が違ってきますね。噺家が板についてくるというか。
14分45秒と時間も目一杯使っての大奮闘でした。



さて、次の桂雀五郎さんは、アピールにもある通り
去年、惜しくも1票差で2位に、それも1位と同点でありながら
2重丸が1位より少なかったという理由で
大会規定により2位になったといういわく付き人物です。
ちょっと補足すると1重丸が多くて得票を伸ばしているという
ことは、広くお客様に支持を得ているともいえるのです。
また雀五郎さんは普段の会の偵察(?)も欠かしません。
いわば傾向と対策はばっちりです。
こちらも出番ギリギリまでネタを迷っていたようですが
雀三郎師型の「野崎詣り」を14分45秒とお時間いっぱいで。



今回トリを務めたのは昨年、
最小キャリアでマンスリー優勝を射止めた桂福丸さん。
「灘中灘高京大」と皆によくネタにされていますが
同期の中でもネタの数は一番だとか。
その彼が、トリで敢えて選んだのは「時うどん」。
最近、皆がドンドンとバージョンを変えていくこの噺を
変に変えず、型通りきっちりと演じて好感の持てる舞台でした。
さて彼の選択がどう評価されるかが見ものです。



さて、結果は…。
司会者も票を見てびっくりの大拮抗!!



1位、鉄瓶さん。2位、佐ん吉さんということになりました。
しかも1位の得票数48票。2位は47票。
今回の総得点数が198点でした。
単純に5で割ると一人平均40点弱でしょ?
それに対して、1位が48点、2位が47点。
いかに票を取り合っているかお分かりでしょう!
1位がコロコロ変わっていくので、
開票しながら、委員は全員、手に汗を握っておりました。笑



もし、なんてことは言ってはいけないのですが
実は、鉄瓶さんはレギュラー番組の関係で、2位になったら
敗者復活戦の10月22日は出演できないことが決まっており
そのようなことがあれば辞退して、3位を繰り上げることが
楽屋で決まっておりました。
もし、後1票違っていたら、全く違った結果になった
ということなのです。
ホントに今回は、さすが去年の猛者揃いの会
大変面白い展開になりました。

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